1959-03-31 第31回国会 参議院 内閣委員会 第17号
2 たばこの密耕作、密売が増加し、その取締が困難となるおそればあるが、その対策をどうするか。 3 たばこ専売収入は、一般会計歳入の一割前後を占めているが、民営化すれば競争の結果もっとも売れ易い大衆銘柄品の売上が増加し、財政収入、が減少する場合も予想されるので、その対策をどうするか。」
2 たばこの密耕作、密売が増加し、その取締が困難となるおそればあるが、その対策をどうするか。 3 たばこ専売収入は、一般会計歳入の一割前後を占めているが、民営化すれば競争の結果もっとも売れ易い大衆銘柄品の売上が増加し、財政収入、が減少する場合も予想されるので、その対策をどうするか。」
○谷川説明員 専売の犯則者に対する没収金、懲罰及び没収金の主たる内容は、御承知の通り主として葉タバコ及び外国のタバコの製品、外国タバコに対するものでございますが、葉タバコの方につきましては、ある程度まだ相当の密耕作が残つておりまするが、製品につきましては最近の取締りの徹底と、また外国の製品を正式に販売いたすようになりましたので、その犯則件数は、最近は前年度に比べまして幾らか減つておるのでございます。
それからタバコの耕作者でない百姓が密耕作をやる。この葉がまた出て來るというのが大体多いのだと思います。そのほかに專賣局の工場から横流れするものもこれは多少あろうと思います。またタバコの小賣人のところから横流れするものもあるいはあるかもしれませんがこれは大した数字ではない。
(「その通り」と呼ぶ者あり)こういう意味におきましても私は賛成をいたしかねるのでありますが、特に私共の聞きまするところによりますると、監視官千三百名を置きまして、密耕作、私設專賣局の徹底的な檢察をやるということを政府当局は言つておるのでありますけれども、專賣局の話によりますると、この人員を以てしては殆んど不可能であるということを明らかに明言されておるのであります。
それから最後の点は、政府委員のお話によりましても、密耕作というものが非常に多くなつて來ておる。その取締りが非常に困難になつておる。從つて煙草値上げの結果、闇煙草がやはり氾濫することになつて、むしろそれを助長するのじやないかと思うのです。これを取締ができないとすれば、却つて弊害が多くなる。
それから密耕作の葉タバコが流れる。そういうものから製品がつくられるという部面が一つあると思いますが、これが相当の数量に昨年においても上りましたし、また本年も相当あるのではないかと思います。それから專賣局の工場なり倉庫あたりから、いろいろ流れるという部面もあると思います。
ただ本年は密耕作というのが相当廣く行われておるようでありまして、これはしらみつぶしに全部を檢挙するという程に行かなかつたのではないかと思う程、相当廣く行われておつたようであります。
それも御尤もと思うのでありますが、葉煙草についても、これは前から当局のお勧めもあつたり、殊に第二國会におきまして專賣法の改正をして、そうして葉煙草その他の密耕作或いは横流れ、つまり私製煙草、闇煙草の出ることを防いで、そうして專賣煙草の賣れ行きをよくするということの目的を以て、專賣法の改正が行われたのでありまするが、その法律が施行されて、或いは葉煙草等についても葉数査定その他をやられる、或いは機械を所持
又その次が密耕作者があるのであります。又数量は極めて少いが、外國でできる葉を持つて來る者もあるということであつたのであります。その取締監督の方法はどうかということでありましたが、これについては政府からも詳しく説明があつたのでありまするが、これは先般成立いたしましたたばこ專賣法の一部を改正する法律案にその方は大部分入つておりまして、当時御報告を申上げたのでありますから、これは省略をいたします。
從いましていま例としておあげになりました密耕作のことでありますが、これについては今日の半ばから九月一ぱいころまで、全監視官を動員して、これをしらみつぶしにやるという考え方で進んでおります。
檢挙件数から申しますと、密耕作の件数が一番多いのであります。量的に申しますと耕作者の横流しが一番多いと推定いたしております。
そのほかに密耕作と申しまして、隠れてつくつた葉タバコが流れる。そのほかに、政府でつくりましたタバコが横流れをしたということもありましようが、全体の量から申しますれば、私が最初申しましたタバコ耕作者のタバコが、いろいろの原因で流れることが多いのじやないか。これが大体どれくらい流れるかという推定でございます。
それが一つと、それからその次には、密耕作者というのがありまして、無許可で祕かに家の裏でありますとか、或いは山の奥でありますとかいうところに、三十本なり十本なりというものをこつそり作つておる。これも数としては相当ございます。それからいま一つは数量に極めて少いのでありますが、外國でできた葉をこつそり持つて來るというのがあります。これも極めて微々たるもので大して申上げる程のことはございません。
耕作者の横流しと申しますか、あるいは強制やみ買と申しますか、これが一つ、それから密耕作をやつております。これが一つ、原料としましては、その二つが大宗であります。さらに外國から密輸入するというものも、これはきわめて少量でありますが、まれにはあります。原料としてはその三つであります。
それから密耕作の面積でございますが、これもどの程度あるかということにつきましては、先ほどの密販賣と同様でございまして、どの程度あるかということを申し上げる材料をもちません。